番外編 カニ蔵探偵社 ~悪の組織との戦い~
発寒北のカニ蔵探偵は腕利きの探偵だ。
今日もカニ蔵探偵社に1本の情報が寄せられた。
プルルル・・・
ガチャ
「はい こちらカニ蔵探偵社です。」
「ある組織に入らないかと誘われているんですが・・・」
「ある組織? それは、どんな組織ですか?」
「わかりませんが、声をかけて来た人は、かなり人相が悪いんです。」
「人相が悪いからといって、悪人とは限りませんからね。それに人相が悪いというだけで犯罪でもありませんから・・・。」
「それはそうですが・・・。でも、ちょっと怖いんです。」
「わかりました。調査してみましょう。その人の写真はありませんか?」
「今、メールで送ります。」
「ああ 来ました。 どれどれ・・・。むぉっ!これは!かなりの悪人顔ですね。」
「そうでしょう?」
「この顔から言うと、かなり危険な組織かもしれません。あなたも注意して下さい。」
「・・・・・。 もしもし? もしも~し」
「あぁ すみません。ちょっと考え事をしていたもので。」
「組織に入ったほうが良いのでしょうか?命の危険はありませんか?」
「私が調査してみますので、それから決定してはいかがでしょうか?」
「そうですね」
「ところで、この危険人物はどこにいるかを知っていますか?」
「はい。先ほど、ぎんなん通りを歩いていましたよ」
「なんだって? ところで、その組織の名前は?」
「え~っと・・・。くらしの安心・・・なんとかって言ってましたけど・・・。」
「くらしの安心? 安心とか名前を付けているが、それが余計に怪しい可能性があるな。」
『考えていても始まらない。直接対決してやる!』
こうして、カニ蔵はこの危険人物のところに行ったのだった。
「いた! あいつだな! ん? 凶器を持っているぞ! やっぱり注意しなくては! その上、仲間と一緒じゃないか!」
「どんなに凶悪なヤツでも、ハツキタの治安を乱すヤツはこのカニ蔵探偵が許さないぞ!」
「え? 何のことですか? 今、ハツキタくらしの安心窓口のメンバーでスノーキャンドルを作っているんですが・・・」
「なんだって? ハツキタくらしの安心窓口?」 ※第23話「これで安心」参照
めっちゃ いい人だし!
人は見かけによらないものだ。
今日もハツキタは平和だった。
←クリックしていただくとハゲみになります。
人気ブログランキングへ
Your Message